看護師の恋愛事情、職場での恐怖体験

患者さんが院内で放火
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患者さんが院内で放火

女性40代
外科病棟13年、クリニック1年の経験があります。
過去には外科病棟で13年勤務していました。結婚で転居のため退職し、出産後1年クリニックで勤務しましたが、子どもの体調不良で休みにくい状況があり、現在は専業主婦で育児に専念しています。

総合病院での放火事件

当時勤めていたのは、病床数350床の総合病院の外科系の病棟です。今から15年くらい前、まだ就職して3年めの頃でした。

患者さんが放火

なんと、患者さんが放火したのです。
その患者さんは末期の膀胱癌でした。40代半ばの男性で、詳しい罪状は分かりませんが「強盗」の罪で裁判中だったと、私達スタッフは聞いていました。私達の住んでいる県は警察病院がなく、刑務所に入る前の方が癌の診断や手術を受ける場所がないため、その方もこちらに入院したようです。
かなり癌が進行していて膀胱の切除ができず、姑息的に人口膀胱を作る手術を受けていました。入院中に逃亡しないよう警察が見張っている、とは聞いてましたが、ほんとうに監視していることには気がつきませんでした。
手術も終わり、退院の予定が決まりそうなある日の朝、その患者さんが4人部屋のカーテンに火をつけました。別の患者さんの「火事〜」という叫び声に駆けつけた私の同僚が消火器で消火しました。ちょうど朝食後で日勤の出勤者もおり、人手がある状態でしたし、ボヤですんだので、誰も怪我などの被害は出なかったのが幸いでした。
消火器を使ったら病室とその病室前の廊下は真っ白になり、その日は掃除のため病室は使えませんでした。警察の取り調べもあって一日じゅう対応に追われた記憶があります。
その患者さんは、火事のごたごたの中警察の方と一緒に退院したのか、更なる罪を重ねた取り調べのためなのかいなくなっており、どんな表情だったかもわかりません。
後日談もあります。出火のときにスプリンクラーが作動しなかったため点検をしたはずだったのですが、翌日の朝に誤作動して患者さんがずぶ濡れになりました。それが朝6時くらいだったのですが、夜勤以外の看護師全員に連絡が入り、掃除やいろいろな対応のため集合がかかりました。

その後は院内禁煙、ゴミ箱は最小限に

その頃病院内に何か所も喫煙所があったり、階段など夜間人目のつかない場所にもゴミ箱が置かれていたりしていました。その事件をきっかけに、院内禁煙の方向になり、ゴミ箱は最小限になりました。
膀胱癌の末期でおそらく余命半年くらいとその方は知っていたのか? 刑務所に入る恐怖感からそんなことをしてしまったのか… 「火事」と聞くとこのできごとを思い出します。
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